こんにちは、ホロンです。
人間、早く結果がほしいと思ってしまうものですよね。
例えば子育てとかだったら、子どもがやることが遅くてじれったく感じ、つい手を出しそうになることはよくあるのではないでしょうか?
僕は子どもの立場でしかわかりませんが、親は子どもがやることに手出しするのは極力控えたほうがいいと考えています。
自分がやろうとしていることに親がいちいち口出し・手出ししていたら、
「今やろうと思ってたのに…」
「あぁ、僕が何もしなくても親が全部やってくれるからやらなくていいや」
って思ってしまうからです。
僕も何度か自分がやろうと思ったことを親に先回りされてゲンナリした記憶があります。
手出ししないで信じて待つ。
これは子育てだろうと介護だろうと教育だろうとなんでもそうだと思います。
つい早く結果を出してほしいために手を出してしまいがちですが、あまりそれを続けると自分でやろうという意欲がなくなってしまい、甘え切ってしまいます。
もしくは、無気力に陥ってしまうのです。
もちろん時と場合によりますが、指導する側は、
「この人のやることを信じて待ってみる」
ということが大事なのです。
見守った結果、結局想像したとおりに失敗してしまうこともあると思います。
教えたとおりにしたほうがうまくいっていたと思うこともあるでしょう。
ただ、失敗するとしてもまずはその人自身に経験させることが非常に重要です。
そうでないと自分の意志で何かをやろうと思わなくなるからです。
どうしても教えたい場合は、自分がまずやって見せて、同じようにやってみてと背中を見せるスタイルのほうが良いでしょう。
コピー人形じゃないのですから、人のやったことをすぐにまるまるコピーするなんて芸当は普通の人にはできません。
それが初めてやることならなおさらです。
何回かは失敗する前提で、根気強く接していく。
そういう見守る姿勢を身に着けていく必要があるでしょう。
今の時代は
- 蛇口を捻ったら水が出る
- ボタンを押せば風呂が沸く
など、自分がほしい結果がすぐに出ることが当たり前になってしまっています。
ですが、そもそもこれらの技術は先人たちの努力の賜物です。
元々は水を飲むにも川に水を汲みに行って沸かさないといけなかったでしょう。
風呂だって薪を割ったり火を起こして沸かし、たびたび火加減を調整していたはずです。
その手間を少しでも減らして子孫たちに別のことで頑張ってほしいと考えてこれらを発明されたのだと思います。
すぐに結果が出るのは当たり前じゃない。
このことを強く認識して、根気強く待つという意識で人と接していきたいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。