こんにちは、ホロンです。
今日、「僕のヒーローアカデミア」39巻が発売されましたね!
僕のヒーローアカデミア(略称:ヒロアカ)は個人的にはヒーローものの中でもトップクラスに面白い作品で、アニメ1期を見たときからハマって原作を読むようになりました!
原作漫画はとにかく作画がものすごい。
本当に週刊連載かと思うほどの強い線で描かれていて、かなり引き込まれます。
もちろん作画だけではなく、ヒーローとヴィランそれぞれのキャラクターが非常に魅力的に描かれていて、「登場人物全員がそれぞれのヒーローなんだ」というコンセプトがよくわかります。
ヒーローとヴィランはほんのちょっとのボタンの掛け違いということがこの漫画を読むとよく理解できるので、本当にぜひぜひ読んでいただきたいです❗❗
今回は39巻の感想を書いていきます。
ネタバレありですのでご了承くださいませ。
39巻感想(ネタバレあり)
今回の39巻では、エンデヴァーvs燈矢、お茶子vsトガの戦いの決着が描かれました。
燈矢は前巻で、自分を含む直径5キロを瞬時に灼き溶かす規模の超高圧爆発を引き起こす威力の熱エネルギーを溜め込んでいる状態でした。
そのままでは燈矢を中心に、ヒーローもヴィランもその場にいる人はみんな消し飛んでしまうという絶体絶命の状況。
僕はこれを読んだときには
「エンデヴァーがなんとか上空に連れて行って一緒に心中するのかな」
と思っていたのですが、さすがそんな単純な展開ではありませんでしたね。
父親のエンデヴァーだけでなく、母親、長女、次男、そして「ショート」もその場に全員集結し、母親譲りの「冷」の個性で熱エネルギーを相殺。
燈矢を家族全員で”観て”暴走を止め、エンデヴァーが家族みんなに謝るという展開になりました。
そして、トガヒミコ戦。
前巻でトゥワイスの能力を手に入れて一時的に無限に増殖するようになったトガ。
そのトガヒミコとヒーローたちとの戦いの続きが描かれました。
トガは血を接種して変身するという能力の特性上、かなり異端に扱われてきたという経歴がありました。
”普通”を強要され、世の中のルールに合ってなかったから排除されてきた。
そんなトガの心を救ったのは、ヒーローの1人であり一番トガと接してきたお茶子でした。
自分が今まで理解しようとしていなかったことを謝り、真摯に訴え続けることでトガの中の悲しみに触れ、癒やしていく。
そうして傷ついた心を癒やしてもらえたトガはお茶子のために自分の能力を使ってお茶子の怪我を治します。
2戦ともそれぞれ、ヴィランである燈矢とトガヒミコの心を救う展開になりましたね。
あのこじれにこじれた展開からどのような結末に持っていくのかと思っていましたが、互いに死力を尽くし、心の奥に仕舞い込んだ本音をぶつけ合うことで心を癒やしていきました。
そして最後はオールマイトvsオール・フォー・ワン!
どんどん若返っていくオール・フォー・ワンに対して、無個性ながらもサポートアイテムで挑んでいくオールマイト。
命を投げ打った単なる足止めのように見えますが、ただの足止めだけで終わらないとも思っています。
この因縁の二人の戦いの決着がどのように描かれるのか、次の単行本の発売が早くも楽しみです。
読んで思ったこと
これを見ていても、昔と今とでヒーローとヴィランとの決着の仕方が変わってきているなぁと感じますね。
昔はとにかく
「相手を打ち負かす」
ことにのみ焦点が当てられていました。
”敵”は得体のしれないものであり、倒すべきもの。
そういう認識でした。
敵の心情とかは一切考えられず、”ただただ倒す”ことを描かれたものが多かったです。
それが今では、
「仲間の力を借りてみんなで強大な敵に立ち向かい、心を癒やしていく」
というものが多くなってきたように思います。
今の世の中も、
「自分が理解できないものを排除しようとするのではなく、その心の奥に仕舞い込んだ闇を引っぱり出し、光を当てて癒やしていく」
ということが求められているのかも知れません。
それはもちろん、めちゃくちゃ大変なことです。
だって、自分とは全く違う生き方をして、どういう背景でその考え方になるに至ったのかを想像していくということですから。
単純に考えが合わない人は排斥するという方が遥かに簡単です。
しかし今の時代は排斥するだけではダメということなのでしょう。
一筋縄にはいきません。僕もまだまだ人の辛さをわかってあげられるとは言えません。
ですが、わかろうとする姿勢こそが大事なのだろうと思います。
うまくいかないことだらけかもしれませんが、そうやって失敗してもあがいていく姿勢を見せるのが他の人に希望を与えるということなのだと思っています。
僕のこのブログも、どのように自分の考えを齟齬なく伝えられるかを挑戦していく日々です。
文章が明らかにおかしかったり、言っていることが変わってて全然説得力がなかったりとダメなところもあります。
それでも、伝えようとするのを辞めることはないでしょう。
今後もそこに挑戦をしていきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。