こんにちは、ホロンです。
今日は映画「キングダム 運命の炎」を見てきました。
キングダムの実写映画は1作目の「キングダム」
2作目の「キングダム 遥かなる大地へ」
に続いて今回で3作目です。
今回の映画は原作漫画で言うと8〜13巻あたりのエピソードになります。
僕は原作漫画をそんなに読み込んでいるわけではなかったので、
「あー、こんな話あったなぁ」
くらいの感覚で見ていたのですが、やはり面白かったです。
さて、例によってどこまで書いたらネタバレになるのかが未だに掴みきれていないため、
一応以下はネタバレありとして感想を書いていきます。
感想
感想としては、戦闘シーンが相変わらず圧巻の一言につきますね。
今回の見どころは
- 政(セイ)の過去編
- 信の部隊が「飛信隊」という名前を授かる
- 李牧(リボク)のチラ見せ
- 龐煖(ホウケン)登場
あたりでしょうか。
キングダムの戦闘シーンはとにかくキャラがクルクルと回転しながら敵をなぎ倒すという一騎当千の様子が描かれるイメージがありました。
しかし、今回の映画では回転する戦闘はあまり用いられなかった印象です。
序盤の見どころ
序盤では政の過去編が描かれます。
原作で登場していた母親は登場しませんが、原作と同様に敵国の趙で生まれて虐げられて育ち、五感を失い、心も失うようになっていきました。
そんな中で政の父親の秦王が亡くなり、政が新たな秦王となるために秦に戻ることになるわけですが、出国がバレたら殺されてしまいます。
その政の出国を手伝ったのが、闇商人の紫夏(シカ)という女性とその仲間たちでした。
最初はあまりにも危険すぎる任務から仲間に止められるのですが、政の生い立ちを聞いて紫夏はその任務を引き受けることにしました。
全ての関所を越えることができたと思ったものの、出国がバレてしまって追われる身となります。
そして、最後には自分を犠牲にして政を無事に送り届けるということになります。
その出来事を通じて政は心を取り戻しました。
政にとって紫夏は恩人であり、彼女との関わりを通して自分が中華を統一して戦乱の世を終わらせるという誓いを立てることになります。
このシーンの見どころはやはり人当たりが悪かった政という人間に根気強く話しかけ、心を取り戻すきっかけを作った紫夏の行動ですね。
中盤の見どころ
中盤では主人公の信(シン)が100人隊という小さな部隊を築き上げ、敵将の首を取るという戦いが描かれます。
そして、総大将の王騎(オウキ)将軍から「飛信隊」という部隊の名前を授かるのです。
名前をつけることで敵にも味方にも自分たちの存在を知らしめることができるようになります。
ちょろっと武功を上げただけではあくまでいっときの噂程度で、すぐに忘れ去られてしまいますが、何度も続けばやがて無視できない存在になっていきます。
たとえ小さな集団でも、いえ、小さな集団だからこそさして警戒もされず、もしかしたら将の首を取るような武功を上げることができる。
「自分は大きな集団に属してないから…」と考えるのではなく、今の自分が与えられた役割をしっかりこなしていく。
そういう姿勢を見せてもらったように思います。
終盤の見どころ
最後の方で、信たちの最大の強敵となる李牧という軍師が登場します。
1分ほどの顔見せ程度の出番でしたが、彼はこれから幾度も信たちの前に立ちはだかって何度も窮地に追い込んでいく強敵です。
彼の何十にも張り巡らされた策で李牧の底知れなさも次回以降の実写映画で表現されていくようになるでしょうね。
そして最後には龐煖(ホウケン)という序盤の最大の敵との出会いもあります。
この時点の信では全く刃が立たないという強キャラ感あふれるキャラですが、その不気味な強さもよく描かれていたと思います。
最後に
それにしてもキングダムの映画で毎回驚かされるのはそのエキストラの多さです。
戦場での隊列など、一体エキストラだけで何万人必要なんだと思わされるほどの画面を埋め尽くす人、人、人の群れ。
実際の戦場でもおそらくこれ以上の数の人が戦い、血を流していったんだと思うと、そのあまりのスケールの大きさに言葉を失います。
そういう時代を経て今の世の中があるんですよね。
いつの時代も人が求める幸せは同じ。
食うに困らず、血で血を洗うような戦争もないという日常がどれだけありがたいか、今一度確かめることができました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!