雑記

簡単に手に入るものは簡単に手を離れていく

こんにちは、ホロンです。

今日は、通勤中の車の中でふとこの言葉が思い浮かびました。

「簡単に手に入るものっていうのは簡単に手を離れていく」

今の世の中、かなり色んなものを簡単に手に入れることが出来るようになりました。

しかし、ときどき、簡単に手に入らなかった時の方が楽しかったんじゃないかと思うのです。

例えば、僕は小さい頃にSDガンダムのプラモデルを毎月一回買いに行くのが楽しみでした。

お小遣いの500円を握りしめ、月に一回買い物に出かけたときに買ったSDガンダム。

当時、コミックボンボンという月刊の雑誌が販売されていて、それにSDガンダムの漫画が掲載されていたのですが、それにハマっていたんですよね。

その漫画に出てくる登場人物であるSDガンダムがプラモデルとして販売されていたのです。

その漫画は戦隊モノみたいに、1年毎に完結して新しい物語が連載される…という漫画でした。

それらを家に迎えることが出来る!ということで、プラモデルを買って組み立て、ままごと遊びをして大事に扱っていました。

SDガンダムを組み立ててままごと遊びをするのが非常に楽しかったんですよね。

そしてシリーズの最終回を迎える頃には「大将軍」といういつもよりちょっと値段が張る(3000円くらい)プラモが発売されるのです。

それを買うために、何ヶ月も前からお小遣いをすぐ使うのではなく、貯金をしておいて、ようやく手に入れる!ってことをやっていました。

いやー、こうして書いていて思い出しましたが、あの時は本当に楽しかったですね。

それは、

お金を使うのを我慢しないとなかなか手に入れることができなかった

というのが非常に関係していると思っています。

これが当時いつでも買い物に行けて、お小遣いもいくらでも貰ってすぐに購入できるものだったとしたら、あの時の感動は絶対に生まれませんでした。

登山とかも、道中に辛い思いをして自分の足で歩いて登るから、頂上に着いたときに感動があるわけです。

ただ頂上からの眺めをみるだけだったら、ヘリコプターで飛んでいったり、ネット上の写真を見るなりすればいくらでも眺めることができます。

しかし、それでは感動もへったくれもあったものじゃありません。

そうやってそんなに努力することなく手に入ったものっていうのは簡単に飽きが来るようになっているのですよね。

今でもインターネット上にあらゆる娯楽というのがあります。

ドラマ、アニメ、映画、お笑い、お色気、観劇…

それらはクリックひとつで時間を無限に消費することができてしまいます。

もちろん、それが悪いというわけでは全くありません。

僕もアニメは好きでよく見ていますし、娯楽があるからこそ人生は楽しいわけですから。

ただ、あまりにも簡単に手に入ったものというのは、それを手に入れるまでの過程がないに等しいです。

たどり着くまでの道筋というのは果てしなく見えたとしても、その道中があるからこそ楽しいのですよね。

僕もこのブログを始めて今日で84日です。

それなりに時間を確保したり、今日はどんなことを書こうかと考えながら発信しています。

これがもし仮に30日くらいですぐに結果が出てしまっていたとしたら、間違いなく僕は天狗になっていたことでしょう。

自分自身がものすごい存在だと考えること自体は大変素晴らしいことですし、その通りです。僕もあなたも絶対にすごい存在です。

でも、それを鼻にかけるようになったらちょっと違います。

まるで自分ひとりの力だけで成し遂げたみたいに勘違いしてしまうからですね。

どれだけ結果が出ようとも、それはこのブログを読んでくれている読者の方ありきです。

読者をただの数字としか見られなくなってしまったら駄目だと思います。

これはしっかり意識しておかないと、自分もいつの間にかこの罠にハマっている可能性があります。こうして書くことで自戒しておきたいところです。

言いたいことが若干ぶれてしまったような感じもありますが、とにかく、

今の辛い過程があったからこそ、未来は非常に喜びあふれるものになるんだ

という考えが大事なのだと思っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。