こんにちは、ホロンです。
さて、今日は「書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」という本を半分くらい読んだのでその感想とそれに伴って考えたことを書いてみます。
僕はどうも「多くの人に向けて」書くような文章になってしまいます。
文章は一人の人に向けて書くのが定石と言いますが、いまいちその一人を具体的にイメージすることができません。
書いているうちに、
「でも、こういうケースもあるしな…」
って考えてしまって多くの人に当てはまるように書いてしまうというクセがあります。
もちろん書く以上は誰かの役に立って欲しいという気持ちもありますが、この本を読んでいて、やっぱり自分が書きたいものを書くのが一番いいなって思いました。
どれだけ文法とかロジックとか型とかを学んだところで、
「自分がこれが好きなんだ!!だからそれについて書きたいように書く!!」
という熱量には叶いません。
好きこそものの上手なれということわざの通り、「好き」というエネルギーは何にも代えがたい強い力があるのです。
だから、もっともっと自分が好きなものは何か?を探求していくのがいいなって思いました。
文章が支離滅裂だとか、何を伝えたいのかわからないとか、そんなことも一切気にせず、書きたいことを書きたいように書けばいい。
「本は読んでアウトプットするまでが読書だ」と書かれていたのですが、
「最後まで読んでから感想を書かなきゃ…」
という謎の縛りプレイをしていたため、読み終わる頃には読んだときに感じていた
「これはすごい!伝えたい!!」
って思ったこともすっかり冷え切ってしまっているということも何回もあると気づきました。
やっぱりインプットして感動したとか心が動いたって思ったものはその日のうちに書き出しておくことが大事ですね。
熱湯を放置していたら冷えてしまうように、熱くなった思いっていうのは時間を置いたら冷めてしまうもの。
その時に自分が熱量を感じたというのは紛れもない事実なわけですから、それを誰かの目を気にしてやらなくなってしまうのは、せっかくもらった熱を自ら冷やしてしまうようなものです。
そして一旦冷えてしまったら再び熱くなるのに時間がかかってしまいます。
鉄は熱いうちに打て。
熱さは期限が短いのですから、色々気にしすぎずにまずはアウトプットしてみる。
そうやっていくうちに気にならなくなってくるものなんじゃないかなって思います。
それに、やっぱり好きなことについて語っている姿って見ていても面白いですからね。
文章が支離滅裂だったとしても、魂を込めて書いていたら本当にこの人はこれが好きなんだなって伝わるものです。
究極、自己満足でもいいんじゃないかなって思うのです。
世間一般では自己満足は良くないものってイメージを持たれますが、個人的には(少なくとも現時点では)別に自己満足も悪いわけではないという意見です。
自分が全く興味のないことを発信して自分自身が満足してないのに、他の人に満足してもらうことなんてできないというのも理由の1つ。
もう一つは、自己満足を重ねていって行き着く先は結局誰かのために何かをしたいって気持ちだと思っているからです。
つまり、自己満足は誰かのためになることをするための道の途中っていうのが僕のイメージですね。
だから全然悪いものではないし忌むべきものでは全く無いと考えています。
そりゃ最終目的地まで自己満足だったらよくないのかもしれませんが、最初から自己満足はダメだって考えて足踏みしてしまうくらいなら、自己満足でいいからやり始めるのが大事なんじゃないでしょうか。
自己満足上等。
僕のこのブログだってほとんど自己満足ですよ。
文法なんて全く気にせず、自分がその日に思ったことをただ書いているだけ。
でも、それで良いと思ってます。
自分が普段からどういうことを考えて、どんなものが好きなのかを振り返るキッカケになるかもしれませんし、もしかしたらこのブログが誰かのなにかの役に立っているかもしれません。
最初から「誰かのために!!」と思って出来る人はもちろん素晴らしいです。
しかし、なかなかそこまでの境地に至っている人は少ないんじゃないでしょうか。
まずは、自分が満足することに重きを置いてもいいと思うのです。
それに、自分が
「これは渾身の記事を書けたぞ!」
と思っても、
「これは全然良くなかったな…」
って思うものでも、それを決めるのは読者さんです。
もしかしたら、「全然良いことを書けなかったな…」って思った記事のほうがウケが良いかもしれません。
結局、読者の皆さんがどんなものに興味を持つかなんてわかりません。
それならば、まずは自分にできることをやっていくのが一番です。
始めるか否かでは全く違いますからね。
何かしらの行動のきっかけになれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。