こんにちは、ホロンです。
僕が尊敬する作家、ひすいこたろうさん。
ひすいさんは営業マン時代に広告をひたすら写経していた時期があったようです。
写経とは経典や本やレターなどに書いてあることを紙とペンを使って書き写すことを言います。
般若心経の写経とかが有名ですね。
というわけで、僕もひすいさんを見習って本を写経してみることにしました。
iPadで写経するという方法もあるかもしれませんが、個人的には紙に直接書いたほうが書きやすいです。
なので、写経用のノートを用意してやってみました。
今日は30分くらいひたすら写経。
やってみて思いましたが、これは新しい感覚が身についていくような感じがしますね。
自分の中のものをアウトプットすることは確かに大事ではありますが、それはあくまでも自分の中にあるものしか出すことができません。
でも、本を写経していたら著者さんの考えが入り込んでくる気がします。
僕はブログを書くことはありますが、本を書いた経験はありません。
本の中には当然、自分には思いつきもしないような表現や知識などもたくさんあります。
そうやって写経をしていくうちにだんだん、
「自分がこの本を書いている」
と思ってしまうような感覚になっていきました。
もちろん本を書いているのは僕ではなく著者さんなのですが、書き写すことでなんとなく自分も一緒に原稿を書いているような気がしたのですよね。
これが感覚を得るということなのかなって思っています。
もちろんたった1日写経をしたからと言ってすぐに表現力が身につくというわけではないでしょう。
しかし、写経を続けていったら語彙力や表現力も自然に身についていくような気がしています。
何事もまずは真似ることから。
ギターを練習するときも、演奏動画などを見ながらどこの弦を抑えるかを見ながら弾いています。
それと同じような感じで、いきなりオリジナリティを出そうとせずにまずはコピーすることを考えていったらいいのでしょうね。
ただ、写経はやってみたらわかりますが結構時間がかかります。
当然、メンタルが落ち込んだときとかはやる気すら起きないこともあるでしょう。
そういう場合に備えて、
「写経は1日1文字でもいい」
とハードルを極端に下げておきます。
とにかく毎日続けることが重要だからです。
どんなにしんどくても、さすがに1文字も書けないなんてことはないでしょう。
それに、実際は1文字書いたらなんやかんやで1行くらいは書けるはずです。
写経していくうちに著者さんの考えが流入してきて、自分の考えといい感じに融合していくんじゃないかなぁとぼんやり考えています。
写経を続けていったらどんなふうに文章が変わっていくのか。
その変化も楽しんで行こうと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。