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ヒロアカ41巻感想

こんにちは、ホロンです。

僕のヒーローアカデミア41巻」を読んだので、感想を書いていきます。

思いっきりネタバレ有りで書きますので、ご了承くださいませ。

あらすじ

出久vs死柄木の戦いは互いに決定打を打てないまま膠着状態でしたが、”4代目”の個性が奪われ、危機感知を逆利用される形に。

しかも2代目の個性”変速”の反動も重なり一気にピンチ。

そんな窮地に追い込まれても、死柄木の心を救い出したいと願うデク。

その姿に心を打たれた”2代目”は、死柄木の心の傷にワン・フォー・オールを譲渡してぶつけることを提案します。

譲渡」と一口に言っても、全力で投げつけるような渡し方だったら?

場合によっては怪我をしますし、物自体が壊れることもあります。

そうやってワン・フォー・オールを”譲渡”し、心の奥の奥の一番深いところ、繊細な部分に叩き込み、死柄木弔=志村転弧の心の原点に触れていきます。

ヒーローの話題を出すことを禁じられていた幼き日の死柄木弔=志村転弧。

その志村転弧の父親は”7代目”志村菜奈の息子。

志村菜奈はオール・フォー・ワンとの戦いに巻き込まないために息子と距離を置いたのにもかかわらず、それが息子の心を傷つけ、志村転弧の虐待にも繋がってしまいました。

そして、あの”崩壊”の個性が発動して志村転弧の人生が狂っていきます。

その繊細な過去を見たデクは、崩壊で体が崩れていくのにも関わらず、志村転弧の手を取り、果てしない憎しみをも包みこんで癒やしていきます。

長い戦いが終わった…と思いきや、死柄木の憎しみが癒えたタイミングでまさかのオール・フォー・ワン復活!

オール・フォー・ワンはオールマイトを倒すための布石としてずっと昔から死柄木に目をつけており、”崩壊”の個性すらもオール・フォー・ワンが与えたものでした。

その真実を伝えることで死柄木の心を砕き、肉体を支配下に置いて復活したオール・フォー・ワン。

戦いの中でデクも両腕がなくなったりと絶体絶命の状況でしたが、黒霧を味方につけた相澤先生の元、駆けつけた雄英高校の生徒と先生たち!

そしてエリちゃんの”巻き戻し”の能力でデクの体は2〜3分程度巻き戻り、無事に腕も復活!

ワン・フォー・オールは譲渡したものの、オールマイトと同じく、ワン・フォー・オールの残り火の力を駆使し、仲間たちと共に最後の戦いに挑みます!

感想

今回も非常に熱い展開になりましたね!!

ヒロアカはその作画のエグさもものすごいですが、物語の構成力も脱帽です。

序盤でオールマイトが「ワン・フォー・オールを無理矢理渡すことはできる」と言っていたのがまさかこの終盤で、心の傷をこじ開けるという用途で使用されるとは思いませんでした。

そして、オール・フォー・ワンの用意周到さにはもはや恐怖しか感じませんね…。

40巻でまだなにかありそうなセリフを匂わせていましたが、まさか死柄木の”崩壊”の個性すらもオール・フォー・ワンが与えたものだったとは…。

死柄木が自分の意思で壊してきたと思っていたことすらも、最初からオール・フォー・ワンに仕組まれていたものだったとは思いませんでした。

最後に雄英高校のクラスメイトたち、先生たちが全員揃ってオール・フォー・ワンに立ち向かう姿は熱い!!

黒霧のワープの黒い渦に少し白い部分があって、白雲の意識があると思わせるのもエモいですね…!

各地の戦いでみんな満身創痍にも関わらず、緑谷出久の弱さという強さが、オール・フォー・ワンへ立ち向かう力を与えてくれている。

それはオールマイトにはなかった力。

一人の圧倒的な象徴が全部解決するのではなく、弱さのもとに集まった仲間たちと共に脅威に立ち向かうという時代に変わってきたんだなと感じます。

また、デクは”2代目”から、

「裡(うち)から見てきてわかった。この少年は縋(すが)っているのだと。嫌悪すべき人間だろうと、”無個性”の人間だろうと、その奥には等しく人の心があるのだと信じたいのだ」

と称されています。

ということは、この最後の戦いは巨悪とされているオール・フォー・ワンの心すらも癒やす戦いになっていくのでしょうか。

あのオール・フォー・ワンの心をも癒やすのだとしたらどういうふうに描かれるのか、今から楽しみです!

終わりに

今回も非常に面白い巻でした!

10年続いたヒロアカも、明日8月5日のジャンプで最終回を迎えます。

次巻で最終巻になるでしょうね。

死柄木はどうなったのか?復活したオール・フォー・ワンとどう戦うのか?

そしてこの物語はどういう結末を迎えるのか?

最終巻もおそらく4ヶ月後くらいに発売になるでしょうし、その日を楽しみに待っておきます。

それでは、今日はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。