こんにちは、ホロンです。
今日は角川スニーカー文庫35周年記念特別配信番組が放送され、そちらで個人的に非常に嬉しい発表があったのでそれについて書きます!!
なんと、個人的に一番大好きなライトノベルである、
「涼宮ハルヒシリーズ」の新刊が鋭意制作中であると発表されました!!
わーーーーーーーーー!!!パチパチパチパチ!
あらすじ
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし……と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた――。第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作、ビミョーに非日常系学園ストーリー!
引用:涼宮ハルヒの憂鬱
涼宮ハルヒシリーズとは?
深夜アニメにちょっと詳しい人なら聞いたことがない人がいないであろう、「涼宮ハルヒシリーズ」。
その第一作目である「涼宮ハルヒの憂鬱」のプロローグの入り方がすでに完璧すぎて惹かれるのです。
サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
引用:涼宮ハルヒの憂鬱
これはプロローグの一部ですが、これだけで主人公のスタンスがなんとなく見えてきますよね。
涼宮ハルヒシリーズはこの一文がめちゃくちゃ長い主人公「キョン」による一人称視点で描かれるビミョーに非日常系の学園ストーリーです。
子供の頃に描いた夢は大人になるにつれて諦めていくもの。主人公のキョンもそんな普通の高校生でした。
しかし、そんな彼の日常は、高校生になっても子供の頃に描いた夢を本気で追い続けているエキセントリックなヒロイン、「涼宮ハルヒ」と出会うことで大きく変わっていくことになるのです…!
主人公キョンとヒロイン涼宮ハルヒ、そしてハルヒがスカウトした仲間である長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹の5人で構成される「SOS団」という同好会のようなものを立ち上げて面白いことをやっていくという感じの学園ストーリーです。
ただ、この主人公キョンのモノローグが曲者で、いわゆる「信用できない語り部」というやつです。
キョン自身の一人称視点でしか物語は描かれないのに信用できない語り部なのです。
だから、どこまでが本心で思っていることなのかがすごくわかりにくかったりするのですよね。
未来のキョン自身が「この時こう思ってたなぁ」みたいに日記形式で書いているようにも見えますし、明らかに僕ら読者の存在をわかった上でモノローグしているのが秀逸なのです。
そんなハルヒシリーズは現在12巻発売されていますが、読むたびにワクワクさせてくれる作品です。
ただ、作者の筆の遅さがかなり悔やまれる作品でもあるのです…。
新刊発売で思うこと
第一作目である「涼宮ハルヒの憂鬱」が発売されたのは2003年6月10日のことでした。
そこからは結構コンスタンスに新刊が発売されていたのですが、最近はかなり筆が止まってしまっていたのです。
前作(第12巻)の「涼宮ハルヒの直観」の発売が2020年11月25日。
その直観すらもその前作(第10巻・11巻)の「涼宮ハルヒの驚愕(前)」「涼宮ハルヒの驚愕(後)」から9年経ってからの発売でした…!
しかもこの「涼宮ハルヒの驚愕」はさらにその前作(第9巻)の「涼宮ハルヒの分裂」の続き物。
そして分裂から驚愕発売までは4年かかっています。
要するに前半だけ見せて後半はお預け状態で4年間待たされ続けたのです。
その驚愕も、物語がここで終わっても良いような終わり方だったので、
「もしかしたら驚愕が最後のハルヒシリーズなのではないか…」
と思った人も多かったはずです。
驚愕から9年経って直観が発売され、新キャラが登場したりとまだまだ続くような感じの展開を見せられ、焦らされてきました。
もはや待つのはハルヒファンとしては慣れっこではあるのですが、それでも新刊を読みたい!アニメ3期を見たい!という想いを断ち切ることはできませんでした。
そして、今日、とうとう直観発売から約3年経っての新刊が鋭意制作中であることが発表されたのです!
待ちわびていましたよ本当…。
タイトルは「涼宮ハルヒの劇場」!
この新刊では、「ザ・スニーカー」2004年8月号に掲載され、「S BLUE ザ・スニーカー100号記念アンソロジー」に収録されている「涼宮ハルヒ劇場(ファンタジー編)」と、「ザ・スニーカー」2006年6月号掲載の「帰ってきた涼宮ハルヒ劇場」が収録されているそうです。
また、上記2つのエピソードに加えて、ハルヒ劇場の新たな続編を書き下ろされた3篇になるとのことでした!
つまり、直観のときと同じく短編集ということですね。
僕がハルヒシリーズにハマったのが遅かったということもあり、「帰ってきた涼宮ハルヒ劇場」は単行本としては収録されておらず、まだ未読なのです…。
しかし、その未読だった部分も今回の新刊でとうとう読むことができるというのは本当にありがたい!!
ハルヒシリーズは巻ごとに「短編集」と「長編」のどちらかが掲載されています。
短編集ももちろん面白いのですが、長編の完成度がめちゃくちゃ高いのです。
正直に言うと、
「短編集ではなくて長編を読んでみたかったなぁ」
という気持ちもあります。
しかし、長年待ち続けてきた僕らハルヒファンにとって、「新刊が読める」というだけでめちゃくちゃ嬉しいことには変わりありません。
まとめ
今日発表されたのは、
「鋭意新刊制作中!」
という告知だけで、いつ発売になるのかまでは明かされませんでした。
しかし、制作中ということがわかり、イラストが公開され、タイトルまで明かされたのですからそう長く待つ必要はないのではないかとも思っています。
あくまで個人的な予想ですが、2024年3月ごろまでには発売されるのではないかと思っています。
いつ読めるかはわかりませんが、とにかくまたハルヒシリーズを読めるというだけで嬉しいですね。
その日を楽しみに待ちたいと思います!
最後までお読みくださり、ありがとうございました❗❗