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ダンジョン飯2話&僕ヤバ2期2話感想

こんにちは、ホロンです。

昨日は「ダンジョン飯2話」と「僕の心のヤバイやつ2期2話」を見ました。

その感想を書いていきます。

ダンジョン飯2話

迷宮探索では栄養バランスの取れた食事が重要だと主張するセンシ。ライオスたちは栄養豊富な卵と肉を摂るため、鶏の胴と蛇の尾を持つ魔物バジリスクを狙う。探索中に駆け出し冒険者を襲うバジリスクと遭遇するも、魔物の生態を熟知するライオスはある秘技を炸裂させる。

引用:dアニメストア

今回の話で印象に残ったのは、マンドレイクの採取方法のところ。

マンドレイクは土から引っこ抜くと叫び声を上げ、その声を間近で聞いたら発狂したり最悪死んでしまうことがあるという危険な植物。

でも、マルシルちゃんは本でマンドレイクの採取方法を学んでいました。

ただ、その採取方法は犬を犠牲にするというやり方。

それが嫌で実践したことはないのです。

そんな中で、センシは

「マンドレイクに叫ばれる前に頭を切り落としてしまえば良い」

と効率を重視して次々と採取していきました。

確かに犬を犠牲にすることもなく、効率的に大量のマンドレイクを採取できていきます。

しかし、そんなセンシたちにモヤモヤするマルシルちゃん。

それまでも彼女は、パーティーメンバーの役に立ちたいのにやることなすことが裏目に出てしまうという悩みがありました。

でも、なんとか役に立ちたい!

そう思う気持ちから、本に沿った別の方法でマンドレイクを一本だけ引っこ抜き、自分自身がマンドレイクの声を聞いてしまって発狂しかけることになってしまいます。

しかし、センシたちが効率重視で採取した大量のマンドレイクに比べて、マルシルちゃんが採取したマンドレイクは叫ばせたことでアクが抜けて美味しいという評価になったのです。

そしてセンシが、

「ワシは効率ばかりを求め、本質を見落としていたらしい」

と反省の言葉を口にします。

このあたり、非常に面白いなと思いました。

効率的にやれば大量に採取することはできるけど、一本きちんと採取したものには敵わない。

効率を重視する今の社会には耳が痛いことだなと感じました。

もう一つ印象に残ったこととして、登場人物の一人、罠はずしの専門家の”チルチャック”という人物がいます。

そのチルチャックが、

「オレが最も嫌いなのは仕事を他人に邪魔されることだ。ダンジョンの罠に関しては自分が専門家だからオレの指示に従え」

という価値観でいたこと。

しかし、センシは気にせず突き進んで罠を次々発動させてしまいます。

天井から槍が降ってきたり、高温の油を浴びさせられそうになったり、炎が出る仕掛けで焼かれそうになったり…

その度に何回もチルチャックから怒られますが、センシは全く意に介しません。

それどころか、

「この罠の仕掛け、料理に使えるんじゃないか?」

という旨の発言で結局センシのアイディアでダンジョンの罠の仕掛けを利用して料理を作ってしまいます。

自分の仕事を邪魔されたくないからといってチルチャックの指示通りに進んでいたら確かに安全だったかもしれません。

しかし、ダンジョンの仕掛けを利用して料理をするという発想は絶対に生まれなかったでしょう。

チルチャックが「オレの仕事を邪魔するな」と言ってたように、人は自分が思うことと違うことをされるのを嫌うもの。

しかし、そんな自分のこだわり・やり方を他人によってぶっ壊され、全く違う視点で見てもらったことにより新しい道が開かれたのです。

このあたりも面白かったですね。

僕ヤバ2期2話

雪が降るなか、山田が失くしたキーホルダーを必死になって見つけた市川。山田は家がすぐそこだからと、体が冷えた市川を自宅へと招く。初めて訪れた山田家で、言われるがままお風呂を勧められて全裸になる状況に、市川は動揺しまくる。なんとか心を落ち着けてお風呂から上がると、今度はパンツが見当たらない!パンツを回収するため、用意された山田のジャージを着て脱衣所から抜け出すも、眼の前にはいつもとは違う部屋着姿の山田が現れて――!?

引用:Amazon Prime Video

サブタイトルは「僕は大人のなりかけ」。

今回も非常に尊い回でした…

僕ヤバは本当、「毎回最終回かな?」と思わせるほどの神回続きです。

今回のエピソードは、ピアノ・バレエなど習い事をいくつもしていたけど後から入ってきた子に抜かれるのが嫌ですぐに辞めてしまうなど、山田が自分の心境を吐露した回でもありました。

でも、山田の親はそういうときには怒るわけでもなく、決まってご馳走を作ってくれる。

なんでかな?とわかんない様子の山田に市川は、それは「挑戦することを辞めてほしくないから」と言葉を送ります。

親、友達、理解者がいるなど、山田を取り巻く環境は、かなり恵まれていると言えるでしょう。

しかし、

「恵まれすぎていていつか大切な人にも嫌われちゃうんじゃないか?」

という不安が常にあるということも明らかになりました。

そして1期の「僕は山田が嫌い」のエピソードで一度市川が山田と距離を取ろうとしていたことにも触れられます。

自分はもしかしたら市川から嫌われてしまったのではないか…

そういう不安が垣間見える部分でもありました。

でも、その気持ちを聞いたときに初めて市川が自分から山田にハグをします。

もうこのシーンが非常に良い…

忘れがちですが、市川も山田もまだ中学生であり、その距離の詰め方が見ていて非常にもどかしい。

でも、それが良いのですよね。。

僕ヤバは、心理描写の描き方、市川・山田それぞれの似ているところ、違うところ。そして思春期にありがちな感情の揺れ具合。

これらが本当にものの見事に表現されていて、何度見ても飽きることがないすごい作品です。

まとめ

いやー、やっぱりレビューは見たその時に書くのが一番筆が乗りますね。

まだまだ作品の魅力を全然伝えられていませんが、少しでも興味を持ってもらえるよう書いていきます。

そしてもし良ければこれらの作品を見ていただけたら幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。