こんにちは、ホロンです。
さて、また何の脈絡もなく本題に入ります。
「大事なことだから一回しか言わないよ」というセリフをたまに聞くことがありますが、「大事なことだからこそ何度でも伝える」って姿勢が大事だよなって思います。
人間は忘れる生き物
人間というのは忘れてしまう生き物です。
「エビングハウスの忘却曲線」で言われているように、人間はそもそも覚えていることの約50%を1時間後に忘れ、24時間後には約70%も忘れてしまいます。
だからこそ、1回だけでは覚えられないという前提で行動する必要があるのですよね。
もちろん、人生で初めて体験した未知のことなどの、よっぽど感動したことなら1回の体験でも覚えているものですが、基本的には1回では覚えられないと考えておくべきでしょう。
情報の取捨選択を無意識にしている
人間というのはどこかで情報の取捨選択をするものです。
なぜなら、脳は使わない情報は忘れるようにできているからです。
脳にとっては生命維持こそが最も重要な仕事であり、使ってない情報に脳の容量を割くのはただの無駄遣いだと考えます。
だからこそ、大した情報じゃないと脳が判断した情報はさっさと忘れるようにできています。
例えば、1分間あなたの机の上に置いてあるものを見てみて下さい。
1分後、目を閉じた状態で、「赤いもの」がいくつあったか答えられるでしょうか?
たったこれだけの質問でも答えられる人はわずかだと思います。
そんなふうに脳は無意識のうちに
「この情報は本当に必要なものだろうか?」
と取捨選択しているものなのです。
脳を教育していく
逆に言えば、脳にとって必要な情報というものは覚えているということです。
その情報がなければ困る!!という状態にしてしまえばいいわけですね。
つまり、何回もその情報を刻み込むようにすれば脳は忘れなくなります。
「こんなに何回もこの情報を使うってことは必要なことなんだな」
って思ってくれるからですね。
だからこそ、大事なことっていうのは何度でも伝える必要があるのです。
一回言われただけで完璧に覚えられる人なんてそう多くありません。
これは自分だけでなく、相手の人もそうです。
人と関わるときにもそのことを強く意識して接していきたいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。