こんにちは、ホロンです。
僕の尊敬している人の一人に、ひすいこたろうさんがいます。
作家さんであり、3つのラジオ番組のパーソナリティも務めていらっしゃいます。
そのラジオ番組の1つに、毎週月曜日に配信しているドリプラジオというものがあるのですが、僕はなるべくこのラジオを聞くようにしています。
今日はこちらのラジオの感想を書いてみようと思います。
今回のラジオでは、
ネッツトヨタ南国というトヨタ自動車のディーラーさんについてのお話でした。
僕は残念ながら車に興味がないのですが、相談役の横田英毅さんの考えは非常に考えさせられるものがありました。
効率化が良いとは限らない
昨今は効率化が当たり前になってますよね?
マルチタスク、動画を2倍速にして見る、ロボット掃除機や全自動洗濯機など、24時間という時間をいかに効率的に使うか?を考える世界になっています。
それにも関わらず、僕たちは「時間がない」という言葉をよく口にしていますよね?
効率化を求めるあまり、時間が足りないというなんとも皮肉な結果になってしまっています。
効率化を求めるということは無駄なことはしないということ。
それは逆に言えば、切り捨てていくという考え方。
もちろん必要な局面もありますが、ちょっとさみしい感じがするのも否めません。
でも、今回のラジオでお話に上がったネッツトヨタ南国の接客は面白い試みがたくさんありました。
社員を幸せにする
まず売上第一ではなく、社員を幸せにすることを第一に考えるということ。
社員を大事にしていたら売上も中の上くらいはついてくるだろうという考えのもと、社員を大切にする取り組みをたくさんやっていたそうです。
取り組みの一つとして、幼稚園を職場の隣で経営しているそうです。
そのため、社員の子どもたち同士が友達になったり、社員同士でも話が出来たりします。
その結果、産休明けの職場復帰率が100%だったり、職場の満足度は非常に高いのだそうです。
そうやって社員を大事にしていった結果、年間来場者数12万人を誇るほどの日本を代表する会社に成長しているのです。
横田さんは自分のやっていることはいわば土壌づくりであり、花=成果は自分の後の代が得れられればいいという非常に謙虚な姿勢。
ものすごいですね…。ひすいさんが感動するのもわかります。
普通は〝自分が〟〝すぐに〟成果が出ることを望むものです。
実際、僕も現状ではまだその考え方ではあります。
見習わないといけませんね。
お客さんとの接点を大事にする
また、ネッツトヨタ南国ではお客さんとのコミュニケーションの接点を大事にしているとのこと。
例えば、社員がお客さんとの遠足を企画する、自動ドアを作らずにお客さんが来たら社員がドアを開けてお出迎えするなどですね。
そうすることで、お客さんとの接点が生まれたり、お客さん同士の接点が生まれたりしていくのだそうです。
また、お客さん同士の物の受け渡しの中継点なども受け持っているとのこと。
物の受け渡しの中継など、普通の会社ならまずやりませんよね?
でも、お客さん同士の接点を大事にしているからこそ、そういう業務も受け持っていらっしゃるのでしょう。
そうやって、社員やお客さんが本当はどういうことを望んでいるのか?を考える企業こそが生き残っていくのでしょうね。
まとめ
今日の名言は、「できるだけ遠回りをしよう」
かの宮沢賢治やラヴクラフトも生前には作家としてほとんど評価されていないと聞きます。
彼らは死後、友人らによって多数の作品が刊行され、現在でも読みつがれているのです。
自分がやっていることは土壌づくり。
そういう生き方も美しいですね。
こういう会社が日本中に増えていけば、どんどん日本は豊かに幸せになっていくと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。