こんにちは、ホロンです。
「ノートとタブレットへの筆記における記憶効果の比較」という記事を読みました。
(参考URL:https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/category/20240731st.html)
この実験では、大学生21名を対象に、紙のノートとタブレットの2種類の媒体を使ってメモをしてもらい、媒体によって記憶と生理指標に与える影響をテストされました。
その結果、タブレット端末に筆記したときと比べ、ノートでの筆記のほうが、直後の暗記テストで22%、2.5ヶ月後の再テストでも20%得点が高いことがわかったようです。
他にも「見返しやすさ」「覚えやすさ」「リラックス度」などを比較し、いずれもノートのほうが効果が高いという結論でした。
別の例として、スウェーデンでは2010年から1人1台PCを与えて紙の教科書を原則として廃止するなどのデジタル化を進めてきました。
しかし、2016年〜2021年にかけてスウェーデンの児童の読解力が低下していることを受け、2023年から再び紙に原点回帰したのだそうです。
僕は、授業でタブレットが導入されたと聞いたときには、「最近の授業はすごいなぁ」と思っていたのですが、記憶定着には結びつかなかったのですね…。
思い返せば、僕も以前は
「ノートはかさばる」
という理由で、iPadを使って書いていました。
「何か探したくなっても、検索機能があるからすぐに見つけられるから問題ない」
と思っていたのです。
しかし、今思えば、書いたとしても、全く読み返していなかったなと思います。
「いつでも検索できる」という安心感が、かえって記憶の定着を邪魔していたのかも知れません。
Googleなどで検索したことも、答えがわかったらすぐに忘れちゃいますものね。
僕は今、日記を書いているのですが、始めるときにはデジタルにするか、紙のノートにするか、かなり迷いました。
ノートはかさばりますし、デジタルでは恐らく読み返すことがないだろうと思ったからです。
結局ノートを選びましたが、現状2ヶ月半毎日書いても20ページほどしか使っていません。
1行しか書いてない日もあるので当然ですが、予想以上にノートが埋まらないことに驚きました。
40ページの本なら、仮に1日1ページみっちり書いたとしても、40日持ちます。
ということは、10冊もあれば1年間日記を書くことができる計算になります。
実際には1ページも書けないことのほうが多いでしょうから、必要な冊数はもっと少ないでしょう。
僕だけかも知れませんが、ノートがかさばることを気にする人ほど、あまり書かないのかもしれませんね。
また、紙のノートはすごく読み返しやすいことにも気づきました。
確かに目的のメモが見つからなくて苦労することもありますが、それも含めて紙のほうが良いなと改めて思いました。
デジタルデバイスは確かに便利ですが、その便利さに溺れてしまって結局覚えられなくなっては本末転倒です。
とはいえ、この現代社会でデジタルデバイスが全く使わないというのは至難の業。
面白みのない回答ではありますが、やはりバランスが大事ということなのでしょう。
基本はアナログで、どうしても保管する必要があるものはデジタルにするなど、うまく使い分けていく必要がありますね。
デジタルデバイスとの適切な距離感を探っていきましょう。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。