こんにちは、ホロンです。
今日は毎年恒例、漬物を漬ける日です。
我が家は祖母の手伝いで、毎年白菜と大根をそれぞれ30キロずつくらい漬物にします。
今までは近所の農家さんから白菜と大根を購入して漬けていたのですが、
今年は祖母が近所の人の力を借りて我が家の畑で白菜と大根を育てたらしく、大量に収穫できました。
数え忘れましたが、白菜は確か40個前後、大根は30本くらいの収穫量でしたでしょうか。。
当然、家族4人ではとてもじゃありませんが食べきることは出来ません。
どちらも4分の3くらい漬物にしました。
我が家の漬物は「漬物容器100型」という深さ49.5cmの漬物桶を3つ用意して漬けています。
約1時間半、ひたすら白菜を半分に切って桶に敷き詰めて、塩を振って清潔な長靴を履いて踏み固める…という動作を繰り返し、10キロの漬物石を3つずつ重ねてようやく漬け終わることができました。
漬物を漬けるってなかなかに重労働なのです。
特に漬物石がめっちゃ重たい!腰を痛めないように注意が必要です。
漬け終わって少しお昼寝を挟んだところで、このブログを書いています。
ずっと昔から我が家はこういうやり方で漬物を漬けています。
こうして漬けた漬物はまた一週間後に昆布や唐辛子などの薬味を加えたりかき混ぜたりして調整しつつ20日後くらいに食べられるようになるそうです。
このやり方に慣れたからなのか、市販の漬物はそんなに美味しいとは思えないんですよね。。
やはり、自分の手で作ったっていうのが味の決め手になっているのかなって思います。
こんなに大量に漬けるのはおそらく祖母の代は家族が沢山いた上に食べるものが少なかったからでしょう。
冷蔵庫や冷凍食品などの便利なものもない。
その点、漬物は長期保存が利く保存食です。
だから大量に漬物を漬けていて、その習慣を今でも大事にしているということなのでしょうね。
現在は祖母、父、僕、妹の4人家族で、正直そこまで漬物を大量に消費するわけではありません。
残念ながら、僕の代になったら流石に漬物を合計60キロ以上も漬けることは無いと思います。
いくら保存が利くとはいえ、そもそもそんなに大量に漬けても食べきれませんしね。
でも、我が家の漬物の漬け方は覚えておこうと思います。
今日漬けた漬物が食べられるのは20日以上先のことですが、味を覚えて、祖母がいなくなったあとでも食べられる量の漬物を漬けられるようにしておきます。
仕事でも何でもそうですが、自分がいなくなっても後の人が同じようなことが出来るように継承しておくって大事ですね。
もちろん、何もかも完全に再現というわけにはいかないでしょうが、スピリットと言うか、背中を見ておくといえばいいのでしょうか。。
その家独自のやり方、おふくろの味といったものはネットでレシピ検索することはできません。
おそらく我が家と同じようなやり方で漬物を漬けている家庭はそう多くはないでしょう。
もしかしたら僕らの代で途絶えてしまうのかもしれません。
それでも、祖母の体が動く限りは漬物づくりを手伝っていこうと思いますし、大量に漬けなくても、漬け方を覚えておきます。
塩漬け、砂糖漬け、乾物など、保存食の作り方も教わっていこうと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。