こんにちは、ホロンです。
皆さんには、それぞれ大切な人がいらっしゃると思います。
パートナー、子ども、親、友人など、それぞれ違うかもしれませんが、共通して思うことは「彼らには、元気で長生きしてほしい」という気持ちではないでしょうか。
その相手のことを想う気持ちは非常に尊いものですし、大切にしてほしい感情です。
しかし、人は一緒にいる時間が長くなるにつれて、だんだんと「相手になにかを求める」ようになります。
「ここはもっとこうしてほしい」「こういうことができるようになってほしい」といった期待が生まれてくるのです。
ただ、その「〇〇してほしい」という願いは思い通りにならないことのほうが多いものです。
それは、相手に対する自分の勝手な期待だからです。
相手がどう感じ、どう行動したいのかは、自分には分かりません。
そうして期待が叶わないことが積み重なると、「〇〇してもらえなかった」という不満が心に蓄積されます。
不満が溜まると、次第にそれが大きくなり、感情がネガティブな方向へと向かっていきます。
強く愛していた分だけ、その反動で強い憎しみが湧いてくることもあります。
俗に言う「可愛さ余って憎さ百倍」です。
最終的には、大切な人ほど憎く思ってしまうという、悲しい状態に陥ることさえあるのです。
そんなことにはなりたくないですよね。
それを避けるために大切なのは、
「自分の思い通りに相手を動かそうとしないこと」
です。
つまり、相手に対する「こうなってほしい!」という願望・執着を手放していくことが大事なのです。
究極的には、
「ただ、生きていてくれればそれで良い」
という感覚を目指していくのが理想です。
…と、偉そうに書いてしまいましたが、それが簡単にできたら苦労しませんよね。
僕だって全く何も期待してないというわけではありません。
自分が一生懸命にやったことが報われなければ、やはり感情は波立ちます。
誰だって、自分の行動に何らかの結果を期待するものです。
本当に全く期待しない人なんて、悟りを開いた仙人くらいではないでしょうか。
ただ、執着を手放したほうが良いと気づいているかどうかで、その後の行動が変わるはずです。
もちろん、すぐに手放すのは難しいと思います。
何も「今日から全部の執着を手放さないといけないよ!」と言っているわけではありません。
「そっか、執着を手放すのが大事なんだ!じゃあ今日から手放そう!」と思ってできる人なんて相当レアです。
まずは、自分が執着していたことに気づくこと。
そして気づいたら、少しずつその執着を手放していく練習をしていくのです。
何事も、練習しなければ上達しません。
僕もまだまだ執着を手放す練習をしている最中です。
少しずつ、少しずつ、手放す練習をしてみましょう。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。