こんにちは、ホロンです。
昔、テレビで「子どもと大人の反応の違い」というような内容のVTRを見たのをふと思い出しました。
僕が年長さんから小学校低学年くらいのときで番組名は全く覚えていないのですが、なんか妙に記憶に残っています。
それは「多くの大人はなぜいろんなことがつまらないと感じてしまうのか?」という問いに対する答えでした。
その番組の内容を思い出しながら、以下に要約してみます。
VTR内でお母さんが、
「ご飯よー」
とお父さんや子どもたちを呼び、各々席についていきます。
席について目の前に並んだおかずを見て子どもは、
「うわぁ!今日はハンバーグだぁ!美味しそう!」
とニッコニコで反応しています。
それに対し、お父さんは、
「(あぁ、今日はハンバーグか)」
という反応なのです。
なぜ同じ食べ物を出されているのに、大人と子どもで反応の違いがあるのか?
それは、子どもはまだまだ経験が浅く、目にするもの、食べるものすべてが新鮮であり、新しいものに出会えた!という興奮を覚えていたからです。
子どもは無知がゆえに幸福だったのです。
逆に大人はいろんな経験を積んでるがゆえに、
「ハンバーグはこういう味」
「これはこういうもの」
という予測を立てることができてしまい、それが人生をつまらなくしているのだというような解説をされていました。
この内容に結構衝撃を受けたのを覚えています。
僕も、子どもの頃はいろんなことが輝いて見えていましたし、毎日がとても楽しかったです。
それは何もかもが新鮮で予想できないものだったから。
しかし、僕らは大人になるにつれて、今までの経験からなんとなく先の展開が予測できるようになっていきます。
- ハンバーグってことはこんな感じの味だろう。
- この映画はこんな感じのトラブルが起きて、最終的にはこういう結末になるんだろう。
などなど。
犯人をネタバレされた推理小説は興ざめします。
この先こうなるだろうという先が見えた人生は色褪せてしまいます。
「これはこうなるだろう」というある種の決めつけこそが人生をつまらないものにしてしまうのです。
しかし、本来それらはあくまでただの予測に過ぎません。
実際は、まるまる思い描いた通りになるということはありえないはずです。
いつもと違う味がするハンバーグかもしれません。
予測不能などんでん返しが待ち受けている映画なのかもしれません。
つまり、先が見えないもの、予測できないことこそが面白いと感じるのではないでしょうか。
そして本来、似たような毎日だったとしても、全く同じ1日ということはありえません。
必ず、今日にしか体験していないこともあるはずです。
それを毎日が同じような日々だと言って切って捨てていては、そりゃ人生はつまらなくなってしまいますよね。
予測できることだと退屈になっていく。
であるならば、今まで自分がやったことがないような、新しいジャンルを開拓してみるのも1つの手です。
ブログを書いたことがない人ならブログを書いてみるのもいいかもしれません。
現実主義者だったならスピリチュアルを学んでみるのもいいでしょう。
もっと大きく、起業をしてみるのもありかもしれません。
心は安定を求めますが、魂は成長と進化を求めます。
予測できないことは確かに不安です。
ですが、予測できることばかりだと色褪せていくもの。
だから、まずは小さな一歩から始めて、予測できないことに踏み出してみるのが良いでしょう。
そういう姿勢が人生を面白いものに変えていってくれるのではないでしょうか。
偉そうなことを言いましたが、僕もまだまだ安定を求める心に負けてしまうことがしょっちゅうですし、つい先の展開を予測してしまうこともあります。
ぜひ、いろんな予測できないことに挑戦してみましょう。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。