こんにちは、ホロンです。
今日は「僕のヒーローアカデミア40巻」の発売日です。
早速読んだので、感想を書いていきます。
思いっきりネタバレ有りで書くのでご了承くださいませ。
感想
アーマードオールマイトvs若オール・フォー・ワンの戦いも佳境に入ります。
アーマードオールマイトは雄英高校1年A組のみんなの個性を搭載した補助器具を使って戦っているので、実質雄英高校1年A組vsオール・フォー・ワンの戦い。
ボロボロになりながらオール・フォー・ワンに立ち向かっていくオールマイトの姿に涙を禁じえません…。
そんなオールマイトもとうとう限界を迎え、殺されそうになるすんでのところで爆轟が復活!
デクと爆豪のコンビネーションと、
「平和の象徴、オールマイトに死んでほしくない!」
というみんなの想い、願い、祈りを力に変えてあわやというところでオールマイトを助けることに成功!
このときの、
「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでハリケーンを引き起こす」
というバタフライエフェクトの説明はグッと来るものがありました。
誰かの願いや想い、祈りといったものは一つ一つは小さくとも、増幅していってとてつもなくすごい力になるのですね。
また、長年謎に包まれていたオール・フォー・ワンと弟の与一の過去についても語られていました。
まさか生まれたときからすでにオール・フォー・ワンの人格は完成されていて、身の回りのものすべてが自分の所有物であるという認識だったとは…。
ゾッとしましたね。
最初から他人をおもちゃやゲームのようにしか見ておらず、幼児のころから人を殺すことにもなんのためらいもない。
弟にあれだけ固執していたのも、
「生まれたときから持っていた所有物を手放したくなかっただけ」
というのも納得です。
何もかもを自分のものにしたいという執着が行き着いた先がオール・フォー・ワンのような人物なのかもしれませんね。
そんなオール・フォー・ワンの弟である与一はずっと兄の更生を諦めきれませんでした。
それは、赤ん坊の頃に握られた手を兄からの優しさだと信じたかった。
また、オール・フォー・ワンの持つ、「他人の個性を奪うor与える」個性は人を思いやる心があるならば誰かを助けるのに世界一やさしい力だと気づいていたからです。
残念ながら、オール・フォー・ワンの更生は叶いませんでしたが、もしもオール・フォー・ワンが他人を思いやる心に目覚めていたら歴史に残るとてつもなく素晴らしいヒーローになっていたのかもしれません。
力というのは本当に使い方次第で大きく変わるものなのだということを改めて認識しました。
最後の最後に、オール・フォー・ワンの本当の願いは、
「みんなに自分をずっと見ていて欲しい」
ということだったと明かされましたね。
人の未来を阻むのも嫌な感情のほうが記憶に残りやすいから。
たとえ悪意や敵意といった感情だったとしても、自分を見ていて欲しいという願望を叶えたい一心だったのかもしれません。
この巻の最後にはとうとうオール・フォー・ワンの最期も描かれます。
とはいえ、なんかまだ何かを残してそうなセリフがあったのが気がかりですが…。
そろそろヒロアカも終幕が見えてきました。
この物語がどういう結末を迎えるのか、しっかり見届けたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。