こんにちは、ホロンです。
僕は今、山納銀之輔さんの「天を味方につける生き方」という本を読んでいます。
そして、コレはぜひレビューを書きたいなって思いました。
ただ、僕がレビューを書くときにいつも思うことなのですが、
新鮮なうちに書いておきたいという気持ちと、それで書いた文章が全然的はずれな文章だったらどうするんだという気持ちとが錯綜しています。
今知ってほしい!って思ったものはX(旧Twitter)などで書いて、しっかり書き上がったものをブログで書くというスタイルにしたほうがいいのか。
それとも、そんなの関係なしにブログで書けるだけ書いていったほうがいいのか。
ただ、レビューというのは新鮮なうちに書いてこそとも思います。
というわけで、少なくとも今知った生の知識を書いておくというスタンスも良いかなって思うのでそうしてみることにします。
ちょっと前置きが長くなってしまいました。
まず、僕が山納銀之輔さんを知ったのは作家のひすいこたろうさんが紹介されていたからです。
ひすいさんが「いつか銀之輔さんにお会いしたい」とラジオ内でお話されていて、先日ひすいさんのYouTubeで対談が実現したという報告がありました。
(令和6年3月14日現在はまだアップロードされていませんが、そのうちアップロードされるはずです。)
銀之助さんはエコビレッジビルダーという肩書の持ち主です。
車を12台も所有するほどの莫大な資産を築いた実業家でしたが、ある時を堺にお金のトラブルが絶えなくなり、3度の自殺未遂をするほどのどん底を体験されています。
しかも42歳でホームレスに。
しかし、その絶望を乗り越え、世界を巡って本当に豊かな生き方というのを学ばれました。
今は自然界のものだけで家を建てるエコビレッジビルダーとして活動されています。
この本の中でも特に衝撃を受けたのが住宅事情。
世界の住宅の平均寿命を見てみると、
- イギリス:140年
- アメリカ:103年
- フランス:86年
と続いているのに、日本の住宅の平均寿命はなんとわずか26年なのだそうです。
それなのに、多くの日本人は35年ローンを組んで住宅を建てます。
その割には日本は空き家がめちゃくちゃ多くて問題になっていますよね。
しかも、そうやって建てた新居も10年かそこらであちこちリフォームが必要になってしまいます。
その一方で、世界遺産と呼ばれる建物は1000年以上経っていてもボロボロになったりせず、変わらず美しい姿を保っています。
白い住宅がどんどん汚れていくのに、城が汚れず真っ白なままなのはなぜか?
この違いはなんだ?これは絶対におかしいと感じて色々調べたのだそうです。
そしてそれは、ペンキなどを使わず、漆喰を使って作られているからだということを突き止められました。
世界遺産の90%は漆喰で作られており、漆喰は静電気を帯電しないので、汚れが付着しないのだそうです。
さらにすごいことに、漆喰は太陽が燦々と降り注いでもひび割れない。
でもペンキなどに代表される石油から作られた合成樹脂は紫外線に弱く、パリパリになって弾力を失い、割れてしまうから塗り替える必要があるのだそうです。
日本人の生活が苦しく感じる原因の最たるものが住宅ローン。
住宅は自分を守ってくれる素晴らしいもののはずなのに、その支払いに追われて苦しくなるというなんとも矛盾した状態に陥っているのです。
そして、この本は今半分くらい読んだのですが一番心に残ったのは、
「図面を描かない時代につくった家は、とにかく長もちしています。今は机上で計算する人たちが、こういう決まりでこうやりなさいと言っているから、みんなすぐ壊れちゃうんです。それが真実です。」
引用:—『天を味方につける生き方』山納銀之輔著
https://a.co/9yPwLI0
この言葉ですね。
机上の空論と言いますが、結局机上で何をやろうとも自然界では成り立たないという事実を突きつけられた感じがしました。
銀之輔さんは今の日本の苦しい状況をなんとかしようと活動されています。
僕もまだこの本を全部読んだわけではなく、僕の書き方もまだまだ未熟ゆえにこの本の魅力が伝わったかどうかはわかりません。
しかし、銀之輔さんの活動を応援したいと心から思います。
ひすいさんとのBAR名言セラピーでの対談も今から楽しみです。
自然のものを使って作れば長持ちもするし居心地もいい住宅を作ることができる。
そして、必要以上に手に入れようとする生き方がいかに苦しい生き方なのか学ばせていただきました。
引き続きこの本を読ませていただきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。