雑記

平均という言葉に惑わされない

こんにちは、ホロンです。

”平均”という言葉があります。

僕も昔はよく「平均点」「平均年収」「平均身長」など、そういう言葉に踊らされて非常に精神をすり減らしていました。

ただ、ある時から

「平均という言葉にあまり踊らされないように気をつけないといけないな」

と思ったのです。

それがよくわかるのが今日の両学長のこちらの動画。

そもそもの話、平均とは、

「合計を個数で割ったもの」

です。

2人の人がいたとして、それぞれの身長が、

  • 170cm
  • 150cm

だったとします。

この場合の平均身長とは、

(170+150)÷2=160

つまり、160cmが2人の平均身長ということになります。

ただし、ここで注意すべきことがありますね。

この”160cmの人”はこの2人のうちのどちらでもないということ。

存在しない人なのです。

そう。

平均という数値そのものズバリの人は存在しない。

このことをまずは理解しないと平均という数値に惑わされてしまいます。

さらに、平均は1人突き抜けた数値があるだけで大きく様変わりしてしまうものです。

例えば5人の人がいたとして、それぞれの年収が、

  • 200万円
  • 300万円
  • 400万円
  • 500万円
  • 2億円

だとします。

この場合の平均年収とは、

(200万+300万+400万+500万+2億)÷5=4280万

4280万円ということになります。

1人突き抜けた人が混ざるだけで印象が大きく変わってしまいますよね。

この数値をそのまま見たら、

「平均年収は4280万円かぁ。みんな自分より遥かに多いじゃないか…」

って思ってしまっても仕方ありません。

でも、どんなデータの内訳なのか?を知っていると実態との差がよくわかりますよね。

平均という言葉は単なる幻想に過ぎないのです。

幻想に過ぎないものに振り回されて一喜一憂してもなんの意味もありません。

個人的には、平均データはなるべく見ないのをおすすめします。

その理由は「誰かと比べること」になってしまうからです。

  • ああ、みんな自分より上の位置にいるんだなぁ。
  • なんだ、みんな自分より大したことないじゃん。

どちらの感情を抱くにせよ「上下意識」であることに変わりありません。

そして、上下意識がいい結果を招くことはまずありません。

表面的なデータばかりに惑わされず、裏側をしっかり考えようってことですね。

…とはいえ、人と比べない方が良いというのはわかっていても、それができれば苦労しないよって話です。

偉そうに言っている僕自身も、未だにそういうデータに惑わされて比べてしまって落ち込むことがあります。

他の人のことが気になってしまうのも、それを自分の現状と比べてしまうのもよくあることです。

隣の芝生は青く見えるってやつですね。

そうやって人と比べてしまうっていうのも人間らしい感情じゃないですか。

ただし、重要なのはどういう結論で終わるかということ。

「他人と比べるのは良くないってわかってるのにまた比べてしまった…自分はダメだ…」

と考えるのか、

「他人と比べるのは良くないってわかってるのにまた比べてしまった。まあそういうメンタルのときもあるよね。それより今できることをやっていこう!」

と考えるのではその後の行動がまるで変わってきます。

人間、完璧じゃありません。

知識を得てそれをすぐに自分の行動に結び付けられるなら理想ですが、そううまくいかないことだって多くあります。

そうやって行っては戻ってを繰り返して少しずつ進んでいくものです。

もしかしたら、3歩進んで4歩下がっているように思ってしまうこともあるかもしれません。

それでも、落ち込んで終わらせるのではなく、今できることを一歩一歩着実に進めていくという姿勢が大事なのではないかと思います。

僕もまだまだ惑わされてしまうことばかりですが、どんな事があってもすぐにメンタルをフラットに戻すことができるようにしていきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。