雑記

もし「あの頃」に戻れたら?

こんにちは、ホロンです。

今年もそろそろ終わりますね。

この一年、どのような一年でしたでしょうか?

僕は昔、

「あの頃に戻りたい…戻ってあの選択をやり直したい」

とよく思っていました。

よく考えずに行動してしまってその結果で後悔するなんてことは一度や二度ではありません。

それはほとんどの人が同じような経験をしたことがあると思います。

ただし、当たり前のことですが、どんなに悔やもうとも時を戻すことはできないというのが現実です。

どんなに悔やんでも時を戻せない以上、今このときから自分が良いと思える選択を積み重ねていくしかないのです。

また、もし仮にタイムマシンがあって思惑通り過去に戻れたとします。

でも、そこで別の選択肢を選んだとしても、そっちはそっちで別の苦労があるはずなのです。

タイトルは忘れてしまったのですが、

「あのとき別の選択肢を選んでいたら…」と貧乏な主人公が嘆いていたところに神様が現れて思惑通りその別の選択肢を歩んだらどうなったか?

という映画がありました。

その世界での主人公は、前の世界では想像もできないくらいの巨万の富を得ていました。

でも、その世界での主人公は見栄や虚勢ばかり張らないといけなかったりして、前の世界よりも幸せを感じにくくなっていたのです。

そして、精神的に疲れた彼は神様に頼んで結局元の世界に戻してもらう…というような内容の映画だったと記憶しています。

何が言いたいかというと、

「あのときああすれば」

「これから先どうなるか」

とは誰もが思うことですが、それに執着していてもなんにもならないということ。

結局、これらはただの妄想に過ぎません。

だから、過去を悔やむでもなく、未来を憂うのでもなく、今ここからの選択を良いものにしていくしかないのですよね。

人間の”意識”というのはまだ見ぬ未来や過去の後悔といったものによく影響されてしまいがちです。

しかし、僕らの肉体だけは「今、ここ」にしか存在することができません。

今、ここに意識を取り戻す方法は、

「五感を味わうこと」

です。

例えば、頭から足までずっと手で触ってみて、「今自分は〇〇を触っている」としっかり認識すること。

あるいは、ご飯を食べているときに、

「今自分はお米を口いっぱいに頬張ってもぐもぐ咀嚼している」

など。

「今、自分は〇〇している」

と認識することが”今、ここ”に意識を取り戻すための一つの方法です。

もちろん、これを書いている僕自身もしょっちゅう未来や過去に意識が向いてしまいます。

これはもう、そういうものなのでしょう。

でも、「どうせまた戻るんだから何もしなくてもいいやー」と放置するのは違うような気もしています。

たとえ進んでは戻って、また進んでは戻っての繰り返しだろうとも、その歩みを続けていくことのほうが何よりも大事なのです。

”今、ここ”を一緒に味わっていきましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。