こんにちは、ホロンです。
今日は休みということもあり、冷蔵庫の掃除を兼ねて「皿うどん」と「ひじきの炒め煮」を作りました。
(例によって写真は撮っていません。。。゚(´・ω・`))
僕はそれなりに自炊ができる方だと自負していますが、それでもレシピが全くない状態から作るのは得意ではありません。
レシピがあるありがたさ
自炊するたびに思うことですが、クックパッドやクラシル、料理本などのレシピがあるって本当にありがたいです。
本来は何の知識もない状態でイチからやらないといけないはずなのです。
野菜・肉はどのくらいのサイズに切ってどのくらいの時間火を入れればいいのか。
調味料一つとっても、砂糖・塩・酢・醤油・味噌などなど、何をどのくらい入れればいいのかなんて料理をしなければ普通わかりませんよね。
そういうのは何回か作って失敗して…を繰り返して自分にとっていい塩梅を見つけていくものです。
まあもちろん、例えば塩を大さじ山盛り3杯とか入れたら明らかに味が濃くなりすぎるってことは誰でもわかると思います。
でも、レシピを見れば調味料の量や工程など細かく書いてあるのでだいたい似たようなものを作ることはできます。
そこから色々アレンジをしていくものですが、やはりレシピ通りにまずは作ってみることが上手になる近道ですね。
現代を生きる僕たちは最初から美味しい料理を作るための道筋がある程度用意されているのです。
これだけでも料理することへのハードルはかなり下がっている状態なのですよね。
イチから探求していかないといけないならおそらく僕も自炊はできていないでしょう。
食に対する探究心
ところで、人間の食に対する欲求や探究心というのは計り知れないなって思います。
例えばこんにゃく。
こんにゃくの存在を知らない!って人はおそらくいないでしょう。
ですが、こんにゃくの作り方を知っている人はそんなにいないんじゃないかと思います。
こんにゃくはこんにゃく芋という芋を蒸して、すりつぶし、石灰水を混ぜて煮込んで固めるという工程を経て作られます。
ただ、そもそも原料のこんにゃく芋には「シュウ酸カルシウム」という日本では劇薬指定されているほどの猛毒が含まれています。
生で食べると針状の結晶が口の中や胃壁に刺さって呼吸困難を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあるという恐ろしい植物です。
また、石灰水も強アルカリ性のため、皮膚についたら炎症を起こしてしまうなどの危険があります。
その危ない植物と危ない水をかけあわせて作られたものがこんにゃくなのです。
なんていうか、
「よくこの組み合わせを考えついたな…」
って思いますよね。
普通なら誰かがこんにゃく芋を食べて喉が腫れたり呼吸困難などの症状が出てしまった場合、
「うわ、あの芋は危ないんだ。食うのやめとこ」
ってなるはずです。
それなのに、どうにかしてこんにゃく芋を食べようと試行錯誤を繰り返したんでしょうね。
ある種の「狂気」と言っても過言ではありません。
そして、どんな経緯があったのかは全くわかりませんが、こんにゃく芋と石灰水をかけ合わせるという発想に思い至り、現在のようにこんにゃくを食べられるようになったのです。
おそらく偶然の産物なのでしょうが、それにしても再現してみようと考えるのもすごいです。
安全に食べられるこんにゃくが出来上がるまでに多大な犠牲もあったはずなのです。
それもこれも、
「このこんにゃく芋をなんとしてでも食べてやろう!」
という狂気に近い執念によるものなのでしょう。
そう考えると執念を持つことが必ずしも悪いとは言い切れないのかも知れませんね。
まとめ
いずれにせよ、僕らは彼ら先人たちの多大なる努力の産物を授かっているわけです。
イチから食材を作ることもなく、スーパーに行けば大抵の食材は手に入ります。
その調理法もちょっと調べればすぐにわかります。
この恩恵を受けているということを忘れずに、日々の料理にも向き合っていきたいですね。
そうしたら、フードロスも少しは減るかもしれません。
少なくとも、自分はフードロスを減らす努力をこれからも続けていきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。