レビュー

「年収90万円でハッピーライフ」レビュー

こんにちは、ホロンです。

今日は大原扁理(@oharahenri)さんの「年収90万円でハッピーライフ (ちくま文庫) 」という本のレビューを書いてみます。

年収90万円!?と驚きを隠せませんよね。

900ではないですよ。90です。

しかも実家暮らしとかではなく、東京で一人暮らしをしていたそうです。

(現在は台湾で暮らしているらしいです。)

具体的な内容についてはぜひ本を読んでいただきたいのですが、

もっとゆったり生きていいんだなって思えるような内容になっています。

感想

この本を一言でまとめるなら、

  • 自分に必要なもの、不要なものをきちんと見極める
  • 世間の声に惑わされず、自分の価値観を明確にしよう

ということ。

本文の中に

「好きなことで生きていくんじゃなくて嫌なことで死なない」

というフレーズがあるのですが、これに非常に共感します。

本当は嫌なのにそれを言わずに我慢して暮らしている人が多いですよね。

(僕もそのうちの1人です。)

それはなぜかというと、

「お金のため」

という人が多いのではないかと思います。

ではなぜお金が欲しいのか?

お金がないとハッピーに暮らすことができないのか?

そういう疑問に対しての一つの見方を紹介してもらえる本です。

これを読んで、

「見栄とか張り合いにこだわらなければ実は必要なお金ってそこまで多くないんじゃないかな」

って思えるようになりました。

流石に大原さんほどの飛び抜けた生活を真似できる人は少ないと思いますが(僕も真似できないです)、自分は何に幸せを感じるのか?という点は深掘りして内観する必要がありますね。

また、他にもいくつか印象に残ったフレーズがあるのでご紹介します。

個性は外に求めるものではなくて、日々の地道な積み重ねの中から、否応なくにじみ出てくるものだと思います。

引用:「年収90万円でハッピーライフ」 大原扁理

これも分かりますね。

僕は人と違うことはしたくない、同じでいたいという思いと、自分はそこら辺の人とは違うという相容れない思いが同居しています。

それは個性を身につけることができれば解消されると考えていました。

ですが、焦って個性を身につけようとせずとも、個性というのは否応なく滲み出て来るものなのかも知れません。

焦ってやったら何事もいい結果には結びつかないものですが、そのいい例を教えていただいた感じがします。

擬人化のススメ

また、大原さんは遊びの一環としていろんなものを人格化をしているとのことで、これも共感できました。

なんでも人格化してみるっていうのも本当におすすめです。

ちょっと前にウマ娘とか艦これが流行りましたが、あれも人ではないものを美少女として擬人化したことで興味を抱きやすくする効果があったと思います。

ウマ娘を見てスペシャルウィークやトウカイテイオーなどの競走馬に詳しくなった人とか、艦これを見て金剛や長門などの戦艦に詳しくなった人は絶対に一定数いるはずです。

そして、興味を持ったものや詳しくなったものは大切に扱うようになっていきます。

これって他のことにも言えると思うのです。

自分が持っている持ち物とか、食べるものとか、いろんなものを擬人化してみるって面白い遊びだと思います。

そうしたら何をするにも話しかけるようになっていくかもしれませんし、雑に扱うことはなくなるはずです。

「もっと大切に扱おう」という気持ちも芽生えてくるでしょう。

宇宙の法則として、大切にしたものからは大切にされるようになるというのがありますが、これは人に対してだけではなく、モノに対しても言えることだと考えます。

そこらじゅうに放ったらかしにしておくのではなく、きちんと整理して置いておくようにするだけでも違うのではないでしょうか。

まとめ

いくつか主観も入りましたが、「年収90万円でハッピーライフ」のレビューを書いてみました。

ページ数も245ページとそこまで分厚いわけでもなく、スラスラと読みやすい本でした。

人生に迷った時、本当はどういう生き方をしたいか?そういう時に何回も読み直してみようと思います。

それでは最後までお読みくださり、ありがとうございました。